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本人交渉の弱点

疑問に苦しみ,チャンスを見逃してしまいます

1 感情的になる

退職勧奨は,突然,始まることが多いです。退職勧奨を予期していなかった場合には,動揺し,パニックになることがあります。パニックになると,退職を受諾したという言質を取られたり,感情的発言をして,会社に揚げ足をとられることが発生します。

2 疑問に苦しむ

なぜ,自分が退職勧奨になったのか,疑問を持つことがあります。自分は,スキルもパフォーマンスも十分なのに,人間関係も円満なのに,どうして,自分が退職勧奨されなければならないのか,悩み続けます。

3 不安に苦しむ

退職すると,住宅ローンを払えない,子供の教育費が払えない,貯金がないので生活費に困る等の不安に苦しみます。

4 気持ちの切り替えが困難である

退職勧奨されるまでは,会社に対し,忠誠心をもち,奉仕してきました。しかし,退職勧奨後は,会社は自分を排除しようとする存在に変身しました。したがって,退職勧奨後は,会社に対しタフに,クレバーに対応しなければなりません。しかし,気持ちを切り替えて,会社に対する甘えを断つことは困難です。

5 業績を非難される

本人交渉では,露骨に,業績を非難された場合,堂々と反論することが困難です。会社は,労働者の弱点を指摘して,パッケージの交渉を有利に進めようとします。弁護士ならば,堂々として対抗することができます。

6 会社と対等な交渉が困難である

労働者は,業務命令を受ける立場です。したがって,会社とは上下関係にあります。ところが,退職勧奨でのパッケージの交渉は,対等な関係で交渉しなければなりません。会社は,上限関係で退職勧奨をしてきます。「辞めた方が君のためだ」という発言は,上下関係の発言です。弁護士ならば,対等に交渉することができます。

7 精神的に余裕がない

退職勧奨をされた場合には,労働者は,@日業業務を遂行する,A退職勧奨のパッケージ交渉をする,B転職活動をする,の3つを同時に並行してすることが多いです。しかし,3つを同時に並行して行うことは,精神的にストレスになります。

8 退職勧奨は,チャンスであることの自覚がない

 退職勧奨は,ピンチであると考える人がいます。しかし,裏を返してみれば,パッケージをできる限り多くもらえるチャンスです。有名な例え話ですが,熱帯地方に靴を売りに行くことを命じられたセールスマンのA氏とB氏がいます。A氏は,現地の人が誰も靴を履いていなので,売れないと思い,セールスを諦めて帰国しました。他方,B氏は,現地の人が誰も靴を履いていないので,たくさん売れると思って,たくさん売りました。


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