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 自己破産の申立をする際には，裁判所に陳述書を提出します。

　陳述書には，正直に，自分の情報を記載しなければなりません。

1. 過去１０年前から現在に至るまでの経歴
   　入社時期，退職時期，会社名，正社員・パート・アルバイト・自営の区別，職務の内容，月収
   　個人事業の場合は，事業内容，事業停止の時期，事務所・店舗の明渡しの有無，敷金・保証金の清算の有無，従業員の有無，未払賃金の有無，未収売掛金，事業設備，在庫品，什器備品の有無，事業に係る負債の有無，事業停止後の債権者の反応
2. 家計の収支に関係のある親族の職業，同居の有無
   
3. 住居は賃貸か，賃貸は民間か公営か，持ち家の所有者は誰か
   
4. 破産申立の弁護士費用は，誰が用意したか
   
5. 破産申立てに至った事情
   　どうして借金したのか，借金しなければ生活できなかったか，借金の使い道
6. 免責不許可事由があるか
   　浪費（飲食，風俗，ブランド品購入，海外旅行）はあるか，パチンコ，競馬，競輪，競艇，宝くじ，麻雀などのギャンブルはあるか，株式取引，先物取引，ＦＸがあるか，換金行為はあるか，嘘をついて借入したことはあるか，過去に自己破産をし，免責決定を得たか，個人再生をしたことがあるか
7. 一部の債権者のみ支払ったことがあるか，特定の者にお金を贈与したことがあるか
8. 直近の２か月間の家計の状況
   　同居の世帯全員の収入金額，支出金額　前月繰越金，次月繰越金