外資系企業は、退職勧奨をするときは、労働者にパッケージ(特別退職金)を支払うのは当然であるというカルチャー(文化)があります。また、外資系企業は、退職勧奨するときは、パッケージの金額を交渉で決めるのも当然であるというカルチャーがあります。「金額を交渉するのは、潔くない」と考えるのは、日本人の悪しきメンタリティ(心性)です。退職勧奨という状況では、遠慮なく自己主張をするべきです。
日本人労働者には、提示されたレズィグネイション・アグリーメント(退職合意書)に嫌々ながらも、何とか自分を納得させてサインしてしまう人がいます。
しかし、交渉の余地があるのに、交渉もせずに退職合意書にサインするのは、大きなオポチュニティ・コスト(機会損失)です。交渉をするならば、パッケージをマクシマイズ(最大化)するのが合理的です。パッケージを最大化するためには、プロフェショナルな弁護士に交渉を依頼するのが合理的です。
弁護士には、リーガル・フィー(弁護士費用)が必要ですが、一定のコストをかけても、それを上回るリターンを期待できます。
特に、@退職勧奨の理由が理不尽であることに納得がいかない、A退職勧奨に至るプロセスで、労働者のプライドが尊重されていない、B会社の前例や他の企業のパッケージよりも少ない、等の場合は、弁護士に交渉を依頼して、パッケージを最大化するべきです。
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