パッケージ交渉では,弁護士とのチームワークが重要です。
パッケージ交渉は,依頼者と弁護士がチームを組んで,目標のパッケージの獲得を目指します。
依頼者と弁護士のチームワークの基本は,@信頼関係,A情報の共有,B役割分担の3つです。
信頼関係
クライアントも弁護士もお互いに,
@質問には正直に事実を話すこと,A隠し事をしないこと,B約束を守ること,C意思決定をする際や行動をする際には,事前に相談すること,D人格を尊重すること,が必要です。
情報の共有
依頼者が提供する必要がある情報としては,
@会社の事業内容,A担当している業務内容,B上司との関係,C会社からの評価の内容,D部下との関係,E経済状況,F転職活動状況などがあります。
弁護士が依頼者に対し提供する情報としては,
@法律や判例の知識,A交渉のノウハウ,B交渉の経過などがあります。
役割分担
依頼者は,
@事実を説明すること,Aエビデンス(証拠)があれば,見せること,B就業規則に違反しないこと,という役割があります。
弁護士は,
@事実と証拠に基づいて法律論を考えること,A交渉をすること,という役割があります。